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シンプルにわかる API 入門

著者: 管理者 / 2025-09-02 (更新: 2025-09-02)

user01 Troubled
先生……。REST APIについて学んでまいりましたけれど、そもそも「API」そのものが、まだ曖昧にしか理解できていない気がいたしますの💭
「アプリケーション同士のやり取りの仕組み」くらいの認識ですが、もう少し丁寧に教えていただけますか?
user02 Calm
もちろんです。とても大事な視点ですね。
APIとは Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース) の略で、簡単に言えば「ソフトウェア同士がやり取りするための窓口」のことです。
人とソフトの関係で例えるなら「取扱説明書」や「注文用の窓口」と表現することもできます。
user01 Surprised
まあ!窓口ですのね。
では、わたくしたち利用者が「どうやってお願いすれば良いのか」を、分かりやすく決めてくれている存在というわけですのね✨
user02 Serious
その通りです。APIの役割を整理すると、次のようになります。

📝 APIの基本的な役割

  1. 機能の利用方法を統一する

    • ソフトウェアの内部の仕組みを知らなくても、外から決められた方法で機能を利用できます。
  2. 開発者同士の共通言語になる

    • 「どんな操作ができるのか」「どんなデータを渡せばいいのか」が決まっているので、異なるシステムでもやり取りできます。
  3. 再利用性を高める

    • 一度APIを作っておけば、Webアプリでもスマホアプリでも同じ機能を使えるのです。

📝 身近な例

  • GoogleマップのAPI:他のアプリに地図を表示したり、位置情報を利用したりできます。
  • Twitter API:ツイートを取得したり、自動投稿したりできます。
  • 天気予報API:アプリに最新の天気情報を組み込めます。

つまりAPIは「システムの機能を外部に公開してくれる入り口」とも言えるのです。

user01 Happy
なんだかイメージがはっきりしてきましたわ!
APIがあるからこそ、アプリ同士が仲良く協力できるのですのね🤝✨
でも先生……REST APIとはどう違うのですの?
user02 Calm
良いところに気づきましたね。
APIは「仕組み全体」を指す広い概念ですが、REST APIはその中の 一つの形式 にすぎません。

- API → 「やり取りの窓口」という大きな概念
- REST API → その中で「HTTPを利用したシンプルな作法」を持つもの

と整理すると分かりやすいですよ。

📝 まとめ

  • API = Application Programming Interface の略
  • 「ソフト同士の窓口」であり、統一されたやり取りの方法を提供する
  • 代表例:GoogleマップAPI、Twitter API、天気予報APIなど
  • REST API はAPIの一種で、Webで使われる代表的な形式
user01 Calm
なるほど!APIという大きな枠組みがあって、その中の一つがREST APIなのですわね。
おかげで全体像がすっきり見えてまいりましたわ✨