シンプルにわかる LINE Messaging API 入門

著者: 管理者 / 2025-09-02 (更新: 2025-09-02)

先生！わたくし、ついにLINEの「Messaging API」というものに興味を持ちましたの📱✨
LINEって普段はお友達とのやり取りに使っておりますけれど……。
APIを使うと、どう便利になるのでしょう？

良いテーマですね。LINEの Messaging API は、LINEのトーク機能を「プログラムから操作できる窓口」のことです。
つまり、人間が直接入力する代わりに、アプリやサーバーがLINEを通じてメッセージを送受信できる仕組みですね。

まあ！ということは、プログラムがわたくしたちの代わりにLINEで会話できるのですか？
なんだか「LINE上の執事さん」みたいで素敵ですわ✨

その例えは面白いですね。まさにLINE BOTの正体がそれです。
たとえば「天気予報を聞くと返してくれるBOT」や「お店の予約を受け付けるBOT」などは、このMessaging APIを利用して作られています。

📝 LINE Messaging API の基本

Webhook（受け取り口）
ユーザーがBOTに話しかけると、その情報がWebhook URLに送られます。
BOTはこのWebhookを通して「誰が、何を言ったか」を受け取ります。
Reply API（返信用）
BOTはWebhookで受け取った情報に対して「返事」をします。
例えば「こんにちは」と言われたら「こんにちは！元気ですか？」と返すことができます。
Push API（能動的送信）
BOTからユーザーに先に話しかけることも可能です。
たとえば毎朝8時に「今日の天気」を送るような仕組みですね。

📝 仕組みの流れ

ユーザーがBOTアカウントにメッセージを送る
LINEのサーバーがWebhookを通してBOTサーバーにイベントを通知
BOTサーバーが受け取った内容を解析し、Reply APIで返信
必要に応じてPush APIで追加メッセージを送る

// ユーザーが「こんにちは」と送信したときのWebhook例
{
  "events": [
    {
      "type": "message",
      "replyToken": "abcdef123456",
      "source": {
        "userId": "Uxxxxxxxxxxxx",
        "type": "user"
      },
      "message": {
        "type": "text",
        "text": "こんにちは"
      }
    }
  ]
}

# BOTからの返信（Reply APIを利用）
POST https://api.line.me/v2/bot/message/reply
Content-Type: application/json
Authorization: Bearer {CHANNEL_ACCESS_TOKEN}

{
  "replyToken": "abcdef123456",
  "messages": [
    {
      "type": "text",
      "text": "こんにちは！今日は良い日になりそうですね☀️"
    }
  ]
}

まあ！とても分かりやすいですわ。
つまり、わたくしたちが普段おしゃべりしているのと同じ感覚で、プログラムに「会話のルール」を教えてあげると、BOTとして動いてくれるのですのね。