AWS05

「設計図で街を建てる!」|第5回 AWS CLIとIaC入門

著者: 管理者 / 2025-08-07 (更新: 2025-08-07)

user01 Calm
先生、前回はAWSマネジメントコンソールという「役所の窓口」を学びましたわね✨
とても便利そうでしたけれど……もし街が大きくなったら、毎回クリックして設定するのは大変そうですわ💦
もっと効率的な方法はないのでしょうか?
user02 Calm
鋭い視点ですね。
まさにその通りで、大きな街(大規模システム)を手作業で建てるのは現実的ではありません。
そこで登場するのが AWS CLIIaC(Infrastructure as Code) です。
これは街づくりを「設計図で自動化」する考え方ですね。

前回の記事 「街の地図を広げて散策!」|第4回 AWSマネジメントコンソール入門「街の地図を広げて散策!」|第4回 AWSマネジメントコンソール入門


📝 AWS CLIとは?

  • AWS Command Line Interface(CLI) の略
  • コンソールの代わりに「コマンド」でAWSを操作できるツール
  • 例えるなら「窓口に並ばずに電話一本で依頼する」ような感覚

例:S3バケットを作るコマンド

aws s3 mb s3://my-bunkasai-app

この一行で、コンソールを開かずとも「倉庫(S3バケット)」が完成します。


📝 IaC(Infrastructure as Code)とは?

  • Infrastructure as Code = インフラをコードで定義する
  • 設定をファイル(設計図)に書いて、それを実行するだけで環境が自動的に構築される

代表的なツール

  • CloudFormation(AWS純正)
  • Terraform(オープンソース)

例:S3バケットを設計図で作成(Terraform)

resource "aws_s3_bucket" "example" {
  bucket = "my-bunkasai-app"
  acl    = "private"
}

このコードを適用すると、自動的にS3バケットがAWSに作られます。


user01 Surprised
まあ!CLIやIaCを使えば、わざわざ窓口で手続きせずに、設計図や電話でお願いできるのですのね✨
これなら大きなお屋敷や街全体も、効率よく建てられそうですわ!
user02 Happy
その通りです。
特にIaCは「同じ街を何度でも再現できる」のが大きな魅力です。
文化祭の出店を毎年同じ設計で建てられるように、アプリの環境も一瞬で用意できるのです。

📝 CLIとIaCを使うメリット

  1. 自動化 → 作業時間を大幅に短縮できる
  2. 再現性 → 同じ環境を何度でも作れる
  3. ミス防止 → 手作業の設定ミスを減らせる
  4. チーム共有 → 設計図をチームで共有可能

user01 Calm
ふむふむ……
わたくしのような初心者は、まずはコンソールで触ってみて、慣れてきたらCLIやIaCを試すのが良さそうですわね✨
user02 Serious
まさにその順番がベストです。
最初は街を散策して感覚を掴み、その後で設計図を描けるようになるのが理想です。
次回は「AWSの料金とコスト管理」をテーマに、街づくりにかかるお金の話をしましょう。
いくら便利でも、コスト管理を知らなければ街はすぐに破産してしまいますからね。

📝 まとめ

  • AWS CLI → コマンドで操作する便利なツール
  • IaC → 設計図(コード)で街を自動的に構築する方法
  • メリット = 自動化・再現性・ミス防止・共有
  • 初心者はまずコンソール → 慣れたらCLI/IaCへ

user01 Happy
まあ〜!街を自動で建てる仕組みだなんて、ロマンがありますわね✨
次の「お金の管理」も気になりますわ!ぜひ教えてくださいませ!💰
user02 Calm
ええ、次回は「AWSコストと料金管理入門」をテーマに進めます。
街を建てるときの“家計簿”を学んでいきましょう。

「街の家計簿をつけましょう」|第6回 AWS料金とコスト管理入門「街の家計簿をつけましょう」|第6回 AWS料金とコスト管理入門