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シンプルにわかる CIツール 入門

著者: 管理者 / 2025-09-02 (更新: 2025-09-02)

user01 Troubled
先生……CI/CDという仕組みは理解できましたけれど、実際にどうやって実現するのかが気になりますの💭
具体的には「Jenkins」という名前を耳にいたしましたけれど、それはいったい何者なのでしょう?
user02 Calm
良いところに目をつけましたね。CI/CDを実際に動かすためには「ツール」が必要です。
その中でも有名なのが Jenkins(ジェンキンス) です。オープンソースの自動化サーバーで、長年にわたり多くの現場で使われています。
user01 Surprised
まあ!CI/CDの世界では「王道」のような存在なのですのね。
他にも選択肢はございますの?

📝 代表的なCI/CDツール

  • Jenkins
    • 歴史が長く、拡張プラグインが豊富。
    • 自分のサーバーにインストールして自由に構築できる。
    • カスタマイズ性が高い一方、運用管理の手間はかかる。
  • GitHub Actions
    • GitHubに組み込まれているCI/CD機能。
    • リポジトリにpushするだけでテストやデプロイを自動化できる。
    • GitHubユーザーにとって最も手軽。
  • GitLab CI/CD
    • GitLabに統合されたCI/CD機能。
    • 設定は .gitlab-ci.yml に記述。
    • GitLabを使うチームに最適。
  • CircleCI
    • クラウドベースで手軽に利用可能。
    • 設定はYAMLで書き、ビルド環境もクラウド上で提供。
    • スタートアップや小規模チームで人気。
  • Azure DevOps / AWS CodePipeline
    • クラウドベンダーが提供する統合サービス。
    • インフラからアプリまで一体的にCI/CDを構築できる。

user02 Serious
つまり、ツールごとに「自由度」「手軽さ」「統合度」のバランスが違うのです。
Jenkinsは自由度が高い反面、運用が大変。
GitHub ActionsやCircleCIはすぐ始められる反面、提供範囲はサービス依存。
チームの規模や利用しているプラットフォームに応じて選ぶのが良いのですよ。
user01 Happy
なるほど!
Jenkinsは「自分好みに作り込める職人道具」、
GitHub Actionsは「すぐ使える便利なサービス」、
CircleCIは「クラウド上の軽快な助っ人」……そんなイメージですわね🔧✨
user02 Happy
お嬢様のまとめ方は実に分かりやすいです。
CI/CDはツールを導入することで初めて日常的に活用できます。
「どのツールを選ぶか」こそが、開発体制を効率化する最初の一歩なのです。

📝 まとめ

  • Jenkins:自由度が高く拡張可能、ただし運用は大変。
  • GitHub Actions:GitHubと直結、最も手軽に始められる。
  • GitLab CI/CD:GitLab利用者に最適な一体型。
  • CircleCI:クラウド完結で軽快、特に小規模チーム向き。
  • クラウド系サービス:AWSやAzureと統合して大規模環境を支える。
user01 Calm
ありがとうございますわ先生!
これでCI/CDの「道具箱」のイメージがはっきりいたしましたの。
わたくし、次は実際にGitHub ActionsでCI/CDを試してみたくなりましたわ✨