20250815004

ルーターとは?初心者でもわかる仕組みと役割

著者: 管理者 / 2025-08-15 (更新: 2025-08-15)

Wi-Fiがつながる仕組み、実はルーターのおかげです。

「ルーターって何してるの?」「モデムと何が違うの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、ルーターの基本から、選び方、トラブル対処法までわかりやすく解説します。


1. ルーターとは何か?|ざっくり一言でいうと…

ルーターは「データの交通整理役」です。
あなたの家のスマホ・パソコン・テレビなどを、1つのネット回線にまとめてインターネットに接続する装置です。

📡 さらに最近のルーターには Wi-Fi機能 が付いており、無線でインターネットを使えるようにしています。


2. モデムやONUとの違いは?

装置名役割
モデム/ONUインターネット回線と家庭内をつなぐ(信号の変換)
ルーター家庭内の複数機器をネットにつなげる/IPアドレスの割り当て

🔌 例えるなら…

  • モデム:ネット回線の“入口”

  • ルーター:家の中の“交通整理係”


3. ルーターが果たす3つの主な役割

① IPアドレスの割り当て(DHCP)

→ 各端末に「住所(IPアドレス)」を振り分け、誰がどこに通信するかを管理。

② データの中継(NAT)

→ 家の中の複数機器から出たリクエストを、1つの外部アドレスにまとめて外に送る。

③ 通信の制御(ファイアウォール機能など)

→ 外部からの不正アクセスをブロックするなど、安全性の確保も。


4. Wi-Fiルーターとは?

「Wi-Fiルーター」とは、上記のルーターに無線LAN機能がついたものです。
スマホやタブレットはLANケーブルを使えないため、Wi-Fiでの通信が必須になります。

💡最近のルーターは「ONU + Wi-Fiルーター一体型」も多く、工事不要ですぐに使えるタイプも人気。


5. ルーターの選び方|ここをチェック!

チェック項目内容
通信速度1Gbps以上対応なら安心。Wi-Fi 6対応ならさらに快適
接続可能台数家族全員で使うなら「50台以上対応」モデルが安心
対応バンド2.4GHzと5GHz両対応(デュアルバンド)がおすすめ
セキュリティ機能WPA3対応、ファイアウォール、VPNパススルーなど
メーカーとサポートバッファロー、NEC、ASUSなどの実績ある製品が安心

6. よくあるWi-Fiトラブルと原因

症状原因例
突然ネットが切れるルーターの熱暴走、電源落ち、IP競合
Wi-Fiが弱いルーターの設置場所が悪い/2階まで届いていない
遅くなった同時接続が多すぎる、古い機種で処理が追いつかない
つながらない端末があるMACアドレスフィルタや接続制限、周波数帯の非対応など

🛠️ 解決策:

  • 再起動してみる

  • ルーターのファームウェアを更新

  • チャンネル変更や中継機の導入を検討


7. ルーターの設置場所も重要!

✅ 壁や家具の後ろに置かない
✅ 電子レンジやコードレス電話のそばは避ける
✅ 家の中心・高い位置に設置すると電波が届きやすい


8. 「ONU一体型ルーター」ってどうなの?

最近では、回線事業者(ドコモ光、auひかりなど)からONUとルーターが合体した機器が提供されることもあります。

📦 メリット:配線が少なく、設定も簡単
⚠️ デメリット:機種が選べず、性能が固定


まとめ|ルーターは“インターネットの司令塔”

  • ルーターがないと、家の中で複数の機器が同時にインターネットを使えません。

  • Wi-Fi接続、通信の管理、セキュリティまで、ルーターは多くの役割を担っています。

  • 快適なネット環境には、性能と設置場所の見直しも重要です。

✅ もしネットが遅い・切れると感じたら、まずルーターを疑ってみましょう!


📌 次回予告:「IPv6とルーターの関係」も解説予定!