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コンポーネント同士の会話 ― Propsとは?|React入門 第4回

著者: 管理者 / 2025-08-21 (更新: 2025-08-21)

user01 Troubled
先生……。コンポーネントは「部品」だとわかりましたけれど、部品同士はどうやってつながっているのですの?
たとえば「ボタン」が「文字」を受け取るような仕組みって……?
user02 Calm
良い質問ですね。
Reactでは Props(プロップス) という仕組みを使って、コンポーネント同士が情報をやり取りするのです。

前回の記事 コンポーネント=部品とは何か?|React入門 第3回コンポーネント=部品とは何か?|React入門 第3回


1. Propsとは?

📝 解説

  • Props = Properties(プロパティ) の略
  • コンポーネントに 外から値を渡す仕組み
  • 子供に「お弁当」を持たせるように、必要な情報を渡せる

👉 「部品に命を吹き込むデータ」と考えるとわかりやすいです。


user01 Surprised
まあ!部品に“お弁当”を持たせるなんて面白い表現ですわね✨
つまり、親から子へプレゼントを渡すような感じなのですのね?

2. Propsの実例

📝 解説(コード例)

function Hello(props) {
  return <h1>こんにちは、{props.name}さん!</h1>;
}

export default function App() {
  return (
    <div>
      <Hello name="茜" />
      <Hello name="空" />
    </div>
  );
}
  • Hello コンポーネントは props.name を受け取る
  • 呼び出し側で <Hello name="茜" /> と書くと → 「こんにちは、茜さん!」
  • 同じ部品を使い回しつつ、違う値を渡せる

user01 Happy
わぁ……!同じ「Hello」でも、渡す名前が違えば表示も変わるんですのね!
なんだかコンポーネントが“しゃべっている”みたいですわ♪

3. Propsを使うメリット

📝 解説

Propsを使うと――

  • 部品の再利用性が高まる
    → 同じコンポーネントでも、違う値を渡せば違う表示になる
  • 親から子へ情報を自然に渡せる
    → データの流れがシンプルになる
  • コードの見通しがよくなる
    → 「何を渡しているのか」が一目でわかる

user01 Calm
なるほど……。まるで親が子に「今日のお弁当はサンドイッチよ」と渡すみたいに、Propsで情報を受け渡すんですのね🍱

4. Reactにおける「会話」

📝 解説

Reactでは、情報は一方向(親 → 子) に流れます。

  • 親 → 子には Props でデータを渡す
  • 子 → 親に返すときは、イベント(クリックなど)を利用する

👉 この「一方向のデータフロー」が、Reactのわかりやすさと安定性を支えているのです。


user01 Happy
なるほど!部品たちが“親子の会話”をしているようで、愛おしいですわ💖

まとめ

  • Propsとは コンポーネントに外から値を渡す仕組み
  • 同じ部品でも渡す値で違う振る舞いができる
  • Reactは 親 → 子へ一方向のデータフロー を守っている

user02 Calm
次回は「イベント処理」についてお話ししましょう。
つまり「ボタンを押したらどうなるか」「入力したらどう反応するか」――。
Reactの魅力がさらに深まりますよ。
user01 Happy
まあ!ボタンや入力が動き出すなんて……とっても楽しみですわ✨
次のお話もぜひお願いいたしますわね!

ボタンが踊り出す!イベント処理|第5回 React入門ボタンが踊り出す!イベント処理|第5回 React入門