
お屋敷の廊下を歩くように|第3回 Next.js入門
著者: 管理者 / 2025-08-17 (更新: 2025-08-17)

先生〜!✨ 前回はNext.jsでお部屋(ページ)を増やす方法を教えていただきましたわね。
でも……お部屋を作ったのはいいのですけれど、まだ扉や廊下がなくて行き来できませんの。
わたくし、ちょっと迷子になってしまいますわ。
でも……お部屋を作ったのはいいのですけれど、まだ扉や廊下がなくて行き来できませんの。
わたくし、ちょっと迷子になってしまいますわ。

良い観察です。
確かに今の状態では、住所(URL)を直接入力すれば入れますが、自然に行き来する「廊下」や「扉」が必要ですね。
今日は、その「ナビゲーション=廊下と扉の作り方」を学びましょう。
確かに今の状態では、住所(URL)を直接入力すれば入れますが、自然に行き来する「廊下」や「扉」が必要ですね。
今日は、その「ナビゲーション=廊下と扉の作り方」を学びましょう。

まあ!お屋敷に廊下を通して扉を作る……なんだか素敵な響きですわ💕
前回の記事
ティーポットを開いて準備開始|第2回 Next.js入門
📝 Next.jsでのリンクの仕組み
Reactでは <a>
タグでリンクを貼ることができますが、そのまま使うとページ全体が再読み込みされてしまいます。
Next.jsでは Link
コンポーネント を使うことで、ページ遷移を高速に行うことができます。
import Link from 'next/link'
export default function Home() {
return (
<div>
<h1>ようこそ、お嬢様のお屋敷へ</h1>
<Link href="/about">自己紹介のお部屋へ</Link>
</div>
)
}
これで「自己紹介のお部屋へ」という文字が廊下に現れ、クリックすると /about
ページに移動できます。

お見事な例えです。
`Link` を使えばお屋敷の中を移動するように、リロードなしで快適にページ間を移動できます。
訪問客(ユーザー)にとって、とても心地よい体験になりますね。
`Link` を使えばお屋敷の中を移動するように、リロードなしで快適にページ間を移動できます。
訪問客(ユーザー)にとって、とても心地よい体験になりますね。
📝 複数ページをつなぐナビゲーション
お屋敷にいくつもお部屋があるなら、ちゃんとした廊下を整えた方が良いですよね。
次のように複数の Link
を並べると、簡単にナビゲーションができます。
import Link from 'next/link'
export default function Layout() {
return (
<nav>
<ul>
<li><Link href="/">トップページ</Link></li>
<li><Link href="/about">自己紹介</Link></li>
<li><Link href="/contact">お問い合わせ</Link></li>
</ul>
</nav>
)
}
これを共通レイアウトに組み込めば、どの部屋からでも好きなお部屋に移動できるようになります。

まあ〜!廊下に案内板を設置したみたいですわね✨
これなら迷子になることもありませんわ。
これなら迷子になることもありませんわ。

ええ。そしてナビゲーションを整えることは、ユーザーが心地よくサイトを歩き回るためにとても大切なことです。
お屋敷で言えば「どの扉も分かりやすく、行き止まりがない」ことが信頼につながりますね。
お屋敷で言えば「どの扉も分かりやすく、行き止まりがない」ことが信頼につながりますね。
📝 ちょっと応用:アクティブリンク
訪問客が「今どのお部屋にいるか」を示すのも大切です。
例えば、現在いるページのリンクだけ特別な色にする工夫を加えられます。
import { useRouter } from 'next/router'
import Link from 'next/link'
export default function Nav() {
const router = useRouter()
return (
<nav>
<Link href="/" style={{ color: router.pathname === '/' ? 'red' : 'black' }}>
トップ
</Link>
<Link href="/about" style={{ color: router.pathname === '/about' ? 'red' : 'black' }}>
自己紹介
</Link>
</nav>
)
}
これで、今いる部屋の扉だけ赤く光るイメージになります。

まあ!赤い絨毯の敷かれた扉みたいですわ〜✨
今どこにいるのかすぐ分かるなんて、まさにお屋敷のご案内係ですわね。
今どこにいるのかすぐ分かるなんて、まさにお屋敷のご案内係ですわね。

そうですね。ユーザーが迷わず歩けるように工夫することが、心地よいナビゲーション作りの秘訣です。
お屋敷の設計士としてのセンスが問われる部分ですね。
お屋敷の設計士としてのセンスが問われる部分ですね。
✅ 本日のまとめ
- Next.jsでは
Link
コンポーネントでページ遷移- 普通の
<a>
と違い、リロードなしでスムーズに移動できる
- 普通の
- 複数の
Link
を並べればナビゲーションを作れる useRouter
を使えば「今どの部屋にいるか」を強調できる
🔮 次回予告
厨房でいただくご馳走データ|第4回 Next.js入門
👉 サーバーや外部からデータを取り寄せ、ページに表示する方法(データフェッチ)を学びます。