AWS08

「お客様が増えても快適に」|第8回 AWS負荷分散と自動スケーリング入門

著者: 管理者 / 2025-08-07 (更新: 2025-08-07)

user01 Calm
先生、前回は街を守るセキュリティを学びましたわね✨
でも……もしわたくしのアプリに大勢のお客様が押し寄せたら、街は混雑してしまいませんの?
サーバーがパンクしてしまったら困りますわ💦
user02 Calm
素晴らしい気づきですね。
確かに、1つのお屋敷(サーバー)に人が殺到すると混雑してしまいます。
そこで役立つのが 負荷分散(Load Balancing)自動スケーリング(Auto Scaling) です。
今日はこの2つを学びましょう。


📝 負荷分散(Load Balancing)とは?

  • 複数のサーバーにお客様を均等に振り分ける仕組み
  • AWSでは「ELB(Elastic Load Balancer)」がその役割を担う

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  • 1つのレストランに長蛇の列 → パンク状態
  • 複数のレストランに案内係が分配 → どの店も快適

具体的な役割

  • トラフィックを自動で分散
  • サーバーが壊れたら、元気なサーバーにお客様を誘導
  • HTTPS(SSL証明書)の管理も可能

📝 自動スケーリング(Auto Scaling)とは?

  • お客様の数に合わせてサーバーを自動で増減させる仕組み

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  • 昼休みの学食 → お客様が増えたら臨時の机を出す
  • 放課後 → 人が減ったら机を片付ける

具体的な機能

  • CPU使用率が高くなったら新しいEC2サーバーを追加
  • 夜間など利用者が少ないときは自動でサーバーを減らしてコスト削減

user01 Surprised
まあ!まるで「案内係が混雑を分散して、必要なら机を増やす」ような感じですのね✨
これならお客様が急に増えても安心ですわ!
user02 Happy
その通りです。
AWSの強みは、負荷に応じて街を柔軟に拡張できること
自前でサーバーを持っていたら、急な混雑には対応できませんが、AWSなら自動で解決してくれるのです。

📝 負荷分散と自動スケーリングを組み合わせると?

  • ELB(負荷分散)が案内係
  • Auto Scaling(自動スケーリング)が机の増減
  • 両者を組み合わせることで「常に快適・効率的な街運営」が可能

シンプル構成例

  1. ELB が入口でお客様を振り分け
  2. Auto Scaling がサーバーを増減
  3. RDS がデータベースとして一元管理

user01 Calm
ふふっ✨ 先生のおかげで、AWSの街がまるで未来都市のように見えてまいりましたわ!
負荷が増えても自動で調整してくれるなんて、本当にスマートですわね💕
user02 Serious
その感覚が大切です。
次回は、この未来都市のもう一つの特徴「サーバーレス」について学んでみましょう。
サーバーすら意識せずにアプリを動かす、新しい街づくりのスタイルですよ。

📝 まとめ

  • 負荷分散(ELB) → お客様を均等に振り分ける案内係
  • 自動スケーリング → お客様の数に合わせて机(サーバー)を増減
  • 両者を組み合わせると「快適かつ効率的な街運営」が可能

user01 Happy
まあ〜✨ ぜひ「サーバーレス」という新しい街づくりも知りたいですわ!
次回も楽しみですの💕
user02 Calm
ええ、それでは第9回は「サーバーレス入門」をテーマに進めましょう。
Lambdaを中心に、新しい開発の形を探っていきますよ。

「サーバーを意識しない街づくり」|第9回 サーバーレス入門「サーバーを意識しない街づくり」|第9回 サーバーレス入門