
インターネットはどうつながる?
著者: 管理者 / 2025-08-15 (更新: 2025-08-15)
回線 → プロバイダー → インターネット の仕組みをわかりやすく解説!
家でWi-Fiを使っていても、「どうやってネットにつながっているの?」と聞かれると、うまく説明できない方も多いはず。
この記事では、回線業者 → プロバイダー → インターネット という接続の流れを、誰でも理解できるように分かりやすく解説します。
1. インターネットは「3つのステップ」でつながっている
インターネット接続は、以下の3段階で成り立っています:
① 回線業者(例:NTTなど)=「ネットへ向かう道路を敷く」
② プロバイダー(OCN・So-netなど)=「その道路の案内人」
③ インターネット(世界中のWebサーバ)=「目的地」
これを順に見ていきましょう。
2. 【①】回線業者=インターネットへ続く“道”をつくる会社
まず、あなたの家とインターネットの世界を物理的につなぐための“道”=ネット回線が必要です。
このインフラ(光ファイバーなど)を提供しているのが「回線業者」です。
📌 一般的には、NTTをはじめとする通信会社がこの役割を担っています。
この“道”がなければ、そもそもデータは外へ出ていけません。
3. 【②】プロバイダー=インターネットへの“案内人”
道路が敷かれていても、ただ通るだけでは目的地(YouTubeやLINEなど)にはたどり着けません。
そこで登場するのが「プロバイダー(ISP)」と呼ばれる存在です。
プロバイダーの役割:
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IPアドレスの付与(住所の発行)
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DNS変換(名前から住所へ)
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通信の経路選択と中継
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セキュリティ・メールサービスなどの付加機能
🧭 たとえるなら、道路を安全かつ正確にナビしてくれる“交通案内人”のような存在です。
4. 【③】インターネット=世界中のサーバー群
最後に、プロバイダーを通じて、世界中のウェブサーバーやサービス(Google、Amazon、動画サイトなど)にアクセスが届きます。
あなたがスマホで「YouTubeを見たい」と思ったとき、通信の流れはこんな感じ
スマホ → Wi-Fiルーター → ONU → 回線業者 → プロバイダー → インターネット(YouTubeサーバ)
この一連の流れがほんの一瞬で行われています。
5. 回線とプロバイダーは“別契約”のことが多い
インターネットを契約する際、「回線」と「プロバイダー」は別々の会社になっていることが一般的です。
たとえば:
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回線:NTTの光回線
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プロバイダー:OCN、So-net、BIGLOBE、GMOなど
📌 ただし、一部の通信会社では回線とプロバイダーが一体化したサービスもあります。その場合は契約がシンプルですが、選択肢は限られます。
6. 回線とプロバイダーの違いを知ると、こんなメリットがある
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✅ 引っ越し時の契約見直しがしやすくなる
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✅ ネットが遅いとき「原因はどこか?」を判断しやすくなる
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✅ 「IPv6」や「IPoE」などの高速化サービスが理解しやすくなる
7. まとめ|インターネットは「道+案内人+目的地」でできている
ステップ | 担当 | 役割 |
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① | 回線業者 | 家から外へ、インターネットに通じる物理的な道を敷く |
② | プロバイダー | データの行き先を案内・中継する。IPアドレスの割当なども |
③ | インターネット | 世界中のサービス・ウェブサイトなどの最終目的地 |
✅ たった3つのステップを理解すれば、ネットの仕組みがスッキリ見えてきます。