
小さな扉から広がる世界|第1回 サーバー入門
著者: 管理者 / 2025-08-14 (更新: 2025-08-14)
🌸 導入
Web開発を学ぶとき、必ず耳にする「サーバー」という言葉。けれど実際には、何をしているものなのか、なぜ必要なのかを正しく理解するのは意外と難しいものですわね。今回は Express を学び始める前に、その土台となる「サーバー」について、お嬢様と先生の対話を通して丁寧に解き明かしてまいりますわ✨
🎭 サーバーって何?

先生……「サーバー」って言葉、あまりに当然のように出てまいりますけれど、わたくし正直まだフワッとしか分かっておりませんのですわ。💦

正直なお気持ち、とても大切ですよ。サーバーとは一言でいえば「サービスを提供するコンピュータやソフトウェア」のことです。Webの世界では、ユーザーからのリクエストを受け取り、レスポンスを返す役割を担っています。

まあ! リクエストとレスポンス……ですのね。わたくしたちが普段スマートフォンでページを開くとき、その背後でサーバーが応答してくださっていると?📱✨

その通りです。お嬢様がブラウザで「検索」をしたとしましょう。その瞬間、ブラウザは「サーバーにリクエストを送信」します。そしてサーバーが処理を行い、結果を「レスポンス」として返すことでページが表示されるのです。
📝 解説:サーバーの役割
サーバーとは「サービスを提供する存在」であり、Web開発では特に Webサーバー を指すことが多いです。
- クライアント(利用者側)
- ブラウザやアプリを使って「情報が欲しい」とサーバーにお願いする側。
- 例:Chrome, Safari, iPhoneアプリなど。
- サーバー(提供者側)
- クライアントからのリクエストを受け取り、処理して結果を返す側。
- 例:Google検索の結果を返すコンピュータ。
📡 リクエストとレスポンスの流れ
- クライアントが「ページをください」とサーバーにリクエストを送る。
- サーバーがそのリクエストを受け取り、必要な処理をする。
- サーバーが結果をレスポンスとして返す。
- クライアントがそのレスポンスを表示する。
⚙️ 簡単な図解
[ブラウザ] --リクエスト--> [サーバー] --レスポンス--> [ブラウザ]
🎭 Expressにつながるお話

なるほどですわ! サーバーが「情報を提供する人」で、わたくしのスマホやパソコンが「お願いする人」なのですのね。例えるなら……レストランの注文とお料理みたいなものかしら?🍽️

素敵なたとえですね。まさにその通りです。お嬢様がメニューを見て注文するのが「リクエスト」、料理を持ってきてもらうのが「レスポンス」ですね。
そして Express は、その「レストランの厨房を効率よく運営するためのフレームワーク」と言えるでしょう。
そして Express は、その「レストランの厨房を効率よく運営するためのフレームワーク」と言えるでしょう。

まあ! では Express を学べば、わたくし自ら「お料理を提供するレストラン」を作れるようになるということですのね!?✨

ええ、そうです。Node.js というキッチンを使い、Express という便利な道具を導入して、自由に料理(サービス)を提供できるようになりますよ。
📝 解説:サーバーを自分で作る
実際のコードで「最小限のサーバー」を作ると次のようになります。これは Express を使わず、Node.js の標準機能だけで作ったサンプルです。
// server.js
const http = require('http');
// サーバーを作成
const server = http.createServer((req, res) => {
res.writeHead(200, { 'Content-Type': 'text/plain' });
res.end('こんにちは、サーバーです!');
});
// ポート番号3000で待ち受け
server.listen(3000, () => {
console.log('http://localhost:3000 でサーバーが動作中です');
});
http.createServer
でサーバーを作成。req
がリクエスト、res
がレスポンスを表す。res.end
で返す内容を決める。
これを実行すると、ブラウザで http://localhost:3000
にアクセスしたとき「こんにちは、サーバーです!」と表示されます。
🎭 リアクション

まあ! プログラムを動かして、ブラウザに「こんにちは」と返ってくるなんて……とても感動いたしましたわ!✨
これがサーバーの最初の一歩なのですのね。
これがサーバーの最初の一歩なのですのね。

その感動を大切にしてください。次回は、もっと便利にサーバーを作れる Express を導入し、柔軟な仕組みを学んでいきましょう。
✅ まとめ
- サーバーは「サービスを提供するコンピュータやソフトウェア」のこと。
- クライアント(ブラウザやアプリ)からリクエストを受け、レスポンスを返す。
- 実際に Node.js で最小限のサーバーを作ることができる。
- Express は、サーバー開発をより便利にするフレームワーク。
🌟 次回
[Express01]