
IPv4とIPv6の違いとは?
著者: 管理者 / 2025-07-15 (更新: 2025-07-15)
インターネットの“住所”が新しくなった理由とそのメリット
🔸 そもそも「IPアドレス」って?
IPアドレスとは、インターネット上で機器同士をつなぐための“住所”のような番号です。
スマホ・パソコン・家電など、インターネットにつながるすべての機器に割り当てられます。
🔸 IPv4とは?
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従来から使われてきたIPアドレスの規格
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アドレスの例:
192.168.0.1
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32ビットのアドレス体系(最大 約43億個 のアドレス)
📉 問題点:
インターネット人口やIoT機器の急増で、IPアドレスが足りなくなってしまった(アドレス枯渇問題)
🔸 IPv6とは?
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新しく導入された次世代のIPアドレス規格
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アドレスの例:
2400:2651:abcd:1234::1
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128ビットのアドレス体系(ほぼ無限 と言われる数)
📈 特徴:
IPv6では、IPアドレスが事実上無限に使えるため、今後の機器の増加にも対応できます。
🔸 IPv4とIPv6の違い一覧表
項目 | IPv4 | IPv6 |
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アドレス長 | 32ビット(例:192.168.1.1) | 128ビット(例:2400::abcd) |
アドレス数 | 約43億 | 約340澗(かん)以上(ほぼ無限) |
表記方法 | 数字4つ、ピリオド区切り | 16進数をコロンで区切る |
導入時期 | 1980年代 | 2000年代以降 |
利用状況 | 依然として主流 | 徐々に普及中(対応プロバイダ増加中) |
通信方式 | PPPoE(混雑しやすい) | IPoE(速くて安定) |
🔸 IPv6を使うメリット
✅ より多くの機器がネット接続できる
✅ 通信が安定しやすく、混雑しにくい
✅ セキュリティ・自動設定の仕組みも強化されている
特に、IPv6 + IPoE接続を使えば、夜間でも動画がサクサク再生されるなど、体感的に「速くなった」と感じるケースも多いです。
🔸 IPv6を使うには?
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IPv6対応のプロバイダーに契約していること
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IPv6対応のルーターを使っていること
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回線がIPv6をサポートしていること
💡最近のルーター・回線サービスはIPv6に標準対応していることが多いですが、古い機器は非対応のこともあるので要チェック。
✅ まとめ:IPv4とIPv6の違い
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IPv4:古くて数が限られている
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IPv6:新しくて余裕がある、しかも速くて安定
📌 今後は確実に「IPv6」が主流になります。自宅のネット環境も対応しているか確認してみましょう!